豊橋技術科学大学では、「メタバースの活用と技科大リソースマネジメントによる研究教育システムの価値向上と財政基盤の拡大」取組の一環として、基盤となる各種メタバースコンテンツの開発を進めています。2023年度に、さらなるテック・メタバースの拡充を目的として、経営改革促進事業に資する新たなコンテンツ開発プログラムを公募し、16のコンテンツ開発を支援しました。このうち一部をご紹介します。

■名称

メタバース上での協働学習環境構築のためのプラットフォームおよびコンテンツ開発

■目的

豊橋技術科学大学情報・知能工学系のICD-LAB(岡田研究室)で構築してきた〈弱いロボット〉たちと、メタバース上でインタラクションが行える体験スペースの開発を進めています。

■内容

ICD-LABでは、自らではごみを拾えないものの、子どもたちの手助けを上手に引き出しながら結果としてゴミを拾い集めてしまう〈ゴミ箱ロボット〉、もじもじしながらティッシュを手渡そうとする〈アイ・ボーンズ〉、言葉足らずな発話で今日の出来事を語って聞かせようとする〈む~〉など、すこし他力本願なところのある〈弱いロボット〉の研究を行ってきました。これらの研究内容は、小学校5年生向けの国語の教科書(東京書籍)、高校生向けの現代国語の教科書(第一学習社)、高校生向けの英語の教科書(三省堂)などに教材文としても採用され、公教育分野でも広く知られるものになっています。しかし、実空間で動く〈弱いロボット〉たちは、展示イベントや豊橋技術科学大学内の研究室でしか見学できません。そこでメタバース上に〈弱いロボット〉たちの部屋を再現し、国内外からネットを介して、いつでも見学できるような体験スペースの開発を進めています。

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現在、3Dのメタバース内で自律的に動作する〈弱いロボット〉として、〈Muu ゴミ箱ロボット〉、〈アイ・ボーンズ〉、〈トーキング・ボーンズ〉、〈Namida0 Home PoKeBo Cube など6タイプの構築を進めています。また、これらを利用して、メタバース内での複数のロボットとの協働的な学習環境の構築なども計画しています。

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